心機一転

読書

実家のリフォームを無事終えることができた。

一人暮らしをしているとは言え、それまで過ごしていた実家が様変わりするのは少し寂しさもあった。
時が止まったようだった自室を片付けながら、思い出のアイテムごとにタイムスリップを繰り返した。
忘れていた思い出が蘇った時は、思わず一人でにやけてしまった。苦い記憶は今となっては笑える話になるものなんだなと思ったり。

そんな時間を経て、いよいよリフォーム開始となった時、両親は期待に胸を躍らせているようだった。

親父の指示通り、慎重に準備万端で迎えたリフォーム。その準備万端が両親の気持ちを切り替えていたのだろうか。
大胆に壊される壁を見て、物思いにふけっているのは自分だけのような気がした。

手狭だった洗面所と浴室、トイレが少し広くなりゆとりができた。キッチンはIHに。
そして自室はなくなり、代わりに両親それぞれの趣味スペースができた。
読書好きの親父は一面本棚のスペースを作り、そこにお気に入りの椅子を置いて読書を堪能している。
母は洋裁好きで、ミシンを使うための作業場所を作った。生地の残りやなんかが片付かないとよくグチを言っていたが、収納力抜群のこの場所には満足しているようだ。

そういうわけで、実家に帰った時は客間の和室に泊まることになっている。
お客さんになってしまった自分。

でもまあ、両親の生き生きとしている姿を見て、リフォームは良い選択だったと思った。
ただ年老いていくのではなく、新しいスタートを切った両親はとても前向きだ。
そんな風に自分もなりたいと思った。

現実

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甘く苦い

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